健常者よりいい、パラアスリートの記録

パワーリフティング(いわゆるベンチプレス)の記録は健常者より、パラアスリートの方が良いそうです。(現在は分かりませんが)

 
パラアスリートの脳研究(パラリンピックブレイン)を行なっている東大の教授によると、上肢の単純な運動(グリッピングの力発揮時)の脳波の安定性が、パラパワーリフターでは目立って安定していたというのです。

握力を発揮する時、一定の力を出そうとしても微妙に揺れてしまいます。この揺れは加齢とともに増加することがわかっています。

 
さらに、【完全脊損グループ】【車椅子使用者】【健常者】でグリッピング力発揮の安定性比較したところ、完全脊損グループのグリッピング力発揮の安定性の成績が圧倒的に高いことがわかりました。

特に強い力を発揮しているときは完全脊損グループは健常者より2倍程度優れているとのことです。

よって、高重量を扱う際、効率よく力を発揮することができ、パワーリフティングという分野では健常者を上回る成績を収めることができるのだと思います。

 
このように、障害がある人の機能が健常者より高くなることを『超適応』と呼ぶこともあり、体に障害があっても残存機能は健常者以上に発達することがある、障害はネガティブなイメージをを与えるが、実際にはポジティブな側面もあるとも捉えられます。

 
日本障がい者スポーツ協会発行期間紙「NO Limit」より

 
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