視覚障がい者のためのガイドボランティア講座

2021年3月4日(木)
神戸市社会福祉協議会 市民福祉大学主催
「視覚障がい者のためのガイドボランティア講座」を受講してきました。

神戸市視覚障がい者のためのガイドボランティア講座

ガイドボランティアってなんぞや?
視覚障がい者(目の不自由な方)が外出する際のエスコート(介助)役です。

 
今回の講座ではガイドの練習だけではなく、アイマスクを付けて実際に見えない状態になりガイドしてもらう練習も行いました。

それによって視覚障がい者の感覚も感じようということです。

 
講座でやったことはだいたい以下のようなことでした。

・挨拶のしかた
・声のかけ方
・手引き(腕をつかんでもらい移動する方法)
 狭い道、電車(溝をまたぐ)、階段(上り下り)、
 段差、横断歩道、イス
・食事の説明
・代読

以前、ブラインドサッカー体験の中でアイマスクを付けて「鈴の音を聞きいて追いかける」というのがありました。

そん時は自分がどっちを向いているのかもさっぱりわからず、なんかにぶつかるんじゃないか?とか不安でいっぱいでした。

でも、今回介助(手引き)をしてもらうことによって、見えている人が安全と思ってエスコートしてくれていると思ったら、「付いていけばいい」「ぶつかることはない」と安心して歩くことができました。

姿勢制御に必要な5つの要素
・視覚
・触覚(足底)
・固有受容器(靭帯や関節の感覚)
・前庭系(バランス)
・筋出力

カイロプラクティック的(解剖学的)にもせっかくなので。
姿勢制御の視覚情報が減少すると目を水平に保ったり、距離感がつかみにくくなります。

手引きで腕をつかませてもらうことによって、主に足底で姿勢制御にかかわっていた触覚に手の情報も入ってくるので、自分が真っ直ぐ立っているとか、地面からの距離感とかもわかりやすくなりました。

両足と手の3点支持になるので、安定感は確実に上がりますよね。

 
介助側としては技術自体はそれほど難しいことではありませんが、「つい見える感覚でやってしまわないか」ということが気を付けなければいけない点なので、体験ボランティアで練習が必要かと思います。

神戸市視覚障がい者のためのガイドボランティア講座修了証

神戸アイライト協会の今後の講座・活動

2021年3月10日(水)10時~12時
目の不自由人への声のかけ方(介助)講座

2021年3月13日(土)13:30~16:00
ロービジョンサポートフェア

どちらもお問合せは
神戸アイライト協会」まで
078-252-1912