猫背(胸椎過剰後弯曲)
「私、猫背なんです!」
自信満々におっしゃる方が多いのですが・・・
実は背中の骨は真っ直ぐで、首だけ前に出ている「平背」と呼ばれるタイプもまた多く、「猫背」と「平背」はストレッチの方向が変わってくるのでご注意くださいね!
「平背」なのに「猫背用」のストレッチをすると逆効果になります。
ご自分がどちらのタイプか自信のないときはお近くのカイロプラクターに姿勢チェックをしてもらってください。
猫背とは
通常脊柱(背骨)はS字カーブを描いています。
<脊柱S字カーブ>
・首と腰が前弯曲(前カーブ)
・背中(胸椎)が後弯曲(後カーブ)
猫背とは背中(胸椎)の湾曲が、通常より大きく後ろに曲がっている状態を言います。
(胸椎過剰後弯曲)
S字カーブがきれいに出来ているとき、関節や筋肉の負担が最小限となります。脊柱は曲がりすぎても、真っ直ぐすぎてもいけません。
猫背になると
頭の重さは5kg前後あると言われています。
正しい姿勢の時、頭は体の上に乗っかっているだけなので、ほとんど筋力を必要としません。
猫背の姿勢になると、頭が体からずれているため、落とさないように筋肉で引っ張っておく必要があります。
長時間重い頭を支え続ける首や肩の筋肉は当然オーバーワークとなり、コリや痛みを引き起こします。
猫背による症状
悪い姿勢の代表ともいえる猫背は、あらゆる形で体に症状を出す恐れがあります。
- 肩こり、首コリ、頭痛、背中の痛み、腰痛
- 胸郭出口症候群など、腕・手指の痺れ
- 首・肩の可動域低下、動かしたときの痛み
- 四十肩・五十肩・インピンジメント症候群
- 顔面や顎の違和感、顎関節症
- 目の奥の痛み、めまい、耳鳴り
- 姿勢、呼吸が浅い、ストレートネック
- なで肩、バファローハンプ、肩首の盛り上がり
書き出すときりがないほどです。。。
猫背に対するカイロプラクティックケア
関節や神経、筋肉にアプローチするカイロプラクティックは、猫背の改善にも非常に有効と言えます。
しかし、猫背の改善(姿勢改善全般)には本人の努力も必要となります。
普段からよい姿勢を心掛けていないとあっという間に元に戻ってしまいます。
症状が安定してからは、月1のメンテナンスにご利用いただく程度でいいように良い姿勢も心がけてください。
当院ではカイロプラクティックの施術だけではなく、
・良い姿勢の取り方
・筋肉の意識の仕方
・ストレッチ、エクササイズ等
セルフケアも詳しく説明させていただきます。